夏休みが終わり、2学期がスタートしました。
「夏期講習では頑張っていたけれど、学校が始まったら勉強時間が減ってしまった」
「夏休み明けから、なんとなくやる気がない」
「2学期こそ成績を上げてほしい」
そんな思いを抱えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は2学期は、子どもたちの学力差が広がりやすい時期です。
その理由は、2学期に学習する内容だけにあるわけではありません。
夏休み明けに**「学習習慣をどれだけ早く取り戻せるか」**が、その後の学習に大きく影響します。
そこで今回は、2学期に成績が伸びる子に共通する5つの習慣をご紹介します。
1.「やる気」ではなく「時間」で勉強している
成績が安定している子ほど、
「今日はやる気があるから勉強する」
という勉強の仕方をしていません。
例えば、
「夕食前の19時から30分」
「学校から帰ってきたら数学のワークを2ページ」
など、勉強を始めるタイミングがある程度決まっています。
反対に、
「あとでやる」
「やる気が出たらやる」
となっていると、スマートフォンやゲームなどを優先してしまい、結局勉強を始められないことがあります。
まずは短時間でも構いません。
毎日同じ時間に机に向かうところから始めてみましょう。
2.その日の「分からない」をそのままにしない
2学期になると、学習内容も少しずつ難しくなります。
数学や英語などは特に、以前に習った内容を理解していることを前提に授業が進んでいきます。
そのため、
「まあ、なんとなく分かった」
という状態を積み重ねてしまうと、数週間後には授業そのものが分からなくなってしまうことがあります。
大切なのは、
「分からない」を早いうちに発見すること。
学校の授業で理解できなかった問題があれば、その日のうちに教科書を確認する。
それでも分からなければ、学校や塾の先生に質問する。
この小さな行動が、後々大きな差になります。
3.間違えた問題をもう一度解いている
勉強時間は長いのに、なかなか点数が上がらない。
そんな場合に確認してほしいのが「解き直し」です。
問題集を解いて丸付けをして、
「間違えた。答えは3番か」
と答えを確認して終わっていないでしょうか。
大切なのは、
答えを知ることではなく、次は自分で解けるようになることです。
一度間違えた問題に印をつけ、翌日や数日後にもう一度解いてみる。
そこで自力で解ければ、その問題は「できる問題」に変わります。
成績を上げるために必要なのは、すでにできる問題を何度も解くことより、できなかった問題を一つずつできるようにすることなのです。
4.小さな目標を持っている
「次のテストで頑張る!」
これだけでは、実際の行動にはなかなかつながりません。
例えば、
「数学を前回より10点上げる」
「英単語を毎日10個覚える」
「学校ワークをテスト1週間前までに終わらせる」
など、具体的な目標を決めてみましょう。
大きな目標を達成するためには、小さな目標に分解することが重要です。
そして保護者の方には、結果だけでなく、その途中の行動にも目を向けていただきたいと思います。
「今日は自分から始められたね」
「昨日より進んでいるね」
そんな一言が、次の行動につながることもあります。
5.生活リズムを整えている
最後は、意外と見落とされがちなポイントです。
どれだけ良い勉強方法を知っていても、睡眠不足で集中できなければ十分な学習効果は期待できません。
夏休み中に、
・寝る時間が遅くなった
・朝起きる時間が遅くなった
・スマートフォンを見る時間が増えた
という場合には、まず生活リズムから見直してみましょう。
特に「寝る直前までスマートフォン」という習慣がある場合には、家庭で使用時間や置き場所について話し合ってみるのも一つの方法です。
9月は「やり直せる」タイミング
夏休みに思ったほど勉強できなかったとしても、必要以上に焦る必要はありません。
重要なのは、これからどうするかです。
9月は学校生活が再スタートし、生活習慣も学習習慣も改めてつくり直せる時期です。
いきなり「毎日3時間勉強する!」と高い目標を設定する必要はありません。
まずは、
「毎日30分机に向かう」
「学校で習ったところをその日に復習する」
「間違えた問題をもう一度解く」
そんな小さな行動からで十分です。
学力は、ある日突然身につくものではありません。
毎日の小さな行動が積み重なり、数か月後に大きな差となって現れます。
2学期はまだ始まったばかりです。
夏休みまでの自分にとらわれず、今日からできることを一つ始めてみてください。
この秋がお子さまにとって、「できることが増えた」と実感できる時間になることを願っています。

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