定期テストが近づいてくると、

「そろそろ勉強しないと」

と思い始める子どもたちが増えてきます。

ところが、テスト直前になって学校ワークに追われ、

「提出物を終わらせただけでテスト当日になってしまった」

という経験はないでしょうか。

テストで結果を出すために大切なのは、直前の頑張り以上にテスト2週間前からの準備です。

今回は、定期テストに向けてどのように学習を進めればよいのかを紹介します。

①まずはテスト範囲を確認する

最初にやるべきことは、勉強そのものではありません。

「何を勉強する必要があるのか」を確認することです。

学校から正式なテスト範囲が発表されていない場合でも、前回のテスト以降に学習した教科書や学校ワークのページを確認してみましょう。

勉強が苦手な子ほど、

「とりあえず数学から」

と始めてしまいがちです。

まず全体を把握してから、優先順位を決めることが重要です。

②学校ワークは早めに1周する

学校ワークは「提出するための宿題」ではありません。

非常に重要なテスト対策教材です。

おすすめなのは、テスト直前まで残すのではなく、できるだけ早い段階で一度最後まで解くことです。

ここで重要なのは、100点を取ることではありません。

目的は、

「自分ができない問題を見つけること」

です。

分からなかった問題や間違えた問題には印をつけておきましょう。

③「できる・微妙・できない」に分ける

一度問題を解いたら、

A:自力でできる
B:少し不安
C:できない

の3段階程度に分類してみましょう。

テスト前に最も時間を使うべきなのはBとCです。

すでにできる問題を何度解いても、点数はそれほど増えません。

一方、できなかった問題を5問できるようにすれば、その分だけ得点できる可能性が高まります。

テスト勉強とは、

「できない」を「できる」に変える作業

だと考えてみてください。

④暗記科目を後回しにしない

英単語、漢字、理科・社会の用語などをテスト前日にまとめて覚えようとする子もいます。

しかし、一度に大量の内容を覚えようとすると大変です。

例えば英単語が100個あるなら、

1日10個×10日

と分ければ、負担はかなり小さくなります。

さらに、一度覚えて終わりではなく、翌日や数日後にも確認しましょう。

「忘れる→思い出す」を繰り返すことで、知識は少しずつ定着していきます。

⑤最後の数日は「解き直し」に使う

ここが非常に重要です。

テスト直前になっても学校ワークの1周目をやっている状態では、十分な復習時間を確保できません。

理想は、テスト数日前には新しい問題を進める段階を終え、

「以前間違えた問題をもう一度解く」

時間を作ることです。

答えを覚えているだけではいけません。

何も見ずに自力で解けるか確認してください。

保護者ができることは「監視」より「整理」

テスト前になると、

「勉強したの?」
「スマホばかり見ていて大丈夫?」

と言いたくなることもあると思います。

しかし、毎日のように言われると、子どもにとって勉強が「親からやらされるもの」になってしまうことがあります。

おすすめなのは、

「今回どの教科を頑張りたい?」

「テストまであと何日ある?」

と、一緒に状況を整理することです。

そして計画を立てたら、細かく口を出しすぎず見守ってみてください。

テスト勉強は「計画する力」を育てる機会

定期テストには、もう一つ大切な意味があります。

それは、

目標を決める

計画を立てる

実行する

結果を確認する

改善する

という経験ができることです。

これは勉強だけでなく、将来さまざまな場面で必要になる力でもあります。

テスト直前に一気に頑張るのではなく、少し早く準備を始める。

まずはそこから変えてみましょう。

「もっと早く始めればよかった」

を、

「今回は準備できた!」

に変えること。

それが、次の成長への第一歩です。