「もう少し様子を見てみよう」――この判断が、子どもの学習を取り返しのつかない状態にすることがあります。一方で、焦って動いたことで逆効果になるケースも存在します。では、何が分かれ目なのでしょうか。

実際に多い相談パターン

保護者から寄せられる相談で最も多いのが「小4から算数がわからなくなった」「中1の英語でつまずいている」というものです。共通するのは、問題に気づいてから半年以上放置していることです。

失敗する様子見の3つの特徴

  • 具体的な期限を設定せず「そのうち何とかなる」と漠然と期待している
  • テストの点数が下がり続けるなど、状況が悪化している
  • 本人が「わからない」「ついていけない」と困っている

特に算数・数学、英語は積み上げ型のため、放置すれば遅れは雪だるま式に拡大し、子どもは自信を失っていきます。

うまくいく様子見の3つの条件

  • 1ヶ月など明確な期限を設定している
  • 成績が現状維持または微増している
  • 本人に焦りがなく、前向きに取り組んでいる

一時的なスランプや環境変化による影響なら、時間が解決することもあります。

今動くべき子の判断基準

以下のいずれかに当てはまる場合は、すぐに対策が必要です。

  • 2回連続でテストの点数が下がっている
  • 「授業がわからない」と本人が言っている
  • 宿題に異常に時間がかかっている

待っていい子の判断基準

以下の条件を満たす場合は、焦らず見守ってもよいでしょう。

  • 1回だけの点数低下で、それ以前は安定していた
  • 本人が自分なりに対策を考え、行動している
  • 生活習慣に問題がなく、睡眠や食事も規則正しい

結論

迷ったら動く。それが後悔しない選択です。早期発見・早期対応が、子どもの学習を守る最善の方法なのです。